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2021.12.10 | ブログ

北欧デザインが育まれていった背景

こんにちは。

小林建工の模様替えブランド、Decoreveの小林奈保子です。

今月中に決めなければいけないことがあって、

悩んでいる毎日です。。

 

今日は、北欧デザインが育くまれていった背景について、

お話していきたいと思います。

 

■まずは時代背景

20世紀の初めまで、建築や家具は、イギリスやフランスなどといった、

他のヨーロッパ諸国の影響を受けてきました。

一般庶民が使用していた家具は、土着スタイルの素朴なタイプのものでした。

このような中、1925年のパリ博で、アルネ・ヤコブセンが椅子を出展、

若干23歳にして銀賞を受賞。

このように、1920年代になると、北欧デザインが各地の博覧会などで、

注目されるようになっていき、さらに、1930年のストックホルム博にて、

北欧に機能的なモダンデザインが広まっていきました。

 

■北欧デザインが育まれた背景

背景として、4つの事柄が挙げられます。

 

①貧しさが生んだ、精神的な豊かさ

北欧は、総じて貧しい地域でした。

北欧には、豊かな土地や資源がなく、

人々は、質素な暮らしをしていました。

そのため、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさに向かう傾向にあり、

豪華な装飾よりも、シンプルで機能性のあるものを目指していました。

 

②デザイナーと職人の良好な連携

北欧では、デザイナーと職人の立場が同等でした。

デザイナーが上から職人に指示するのではなく、

制作現場とコミュニケーションを取りながら仕事をしていく土壌があったため、

自然と信頼関係が生まれ、良いものが作られていきました。

1927年から40年間に渡り、毎年、

キャビネット・メーカーズ・ギルドというイベントが開催され、

デザイナーとメーカーが協力して意欲的な作品を発表したことによって、

両者の連携がさらに深まっていき、さらにお互いがレベルアップするという効果も生まれました。

 

③デザイナーや職人の育成に力を注いできた北欧

北欧では、元々、物質的な資源が少ない上に人口も少ないことから、

人的資材を有効活用していこうと、人材育成の教育に力を入れていました。

例えば、デンマークのコーア・クリントやスウェーデンのカール・マルムステンといった、

デザイナーの先駆者が、後進育成に努力をはらい、優秀なデザイナーや建築家が生まれました。

 

④作り手の技術の高さ

伝統的に、北欧では、手工芸のクラフトが行われてきましたが、

そういう伝統が、機械による大量生産にはない手仕事の椅子の制作に役立ちました。

指物師の資格を取得しないと家具制作に携わることのできないシステムも出来上がりました。

ものづくりができる強みを持つデザイナーも多いです。

カール・マルムステンもハンスウェグナーも指物師(マイスター)の資格を持っています。

 

 

以上、今日は、北欧デザインが育まれていった背景について、

お話しさせて頂きました。

次回は、北欧の名作チェアの特徴について、

お話していきたいと思います。

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Decoreveでは

□模様替え前の断捨離

□カーテン入れ替え

□壁紙張り替え

□襖の張り替え

□家具のご提案・手配

などを承っております。

ホームページのお問い合わせ(https://deco-reve.com/contact/)から、

お問い合わせください!

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