みなさんこんにちは。 小林建工の模様替えブランド、Decoreveの小林奈保子です。
新築の際、予算や敷地、間取りの関係で、
部屋を広くとれなかったという話をよく耳にします。
また、賃貸の場合では、
住む前は広く感じた部屋なのに、
家具を入れて住み出したら、狭く見えるようになってしまった、
という経験をされた方も多くいらっしゃると思います。
狭い部屋でも広く感じる部屋にするためには、
どのようにすれば良いのでしょうか?
その方法をご紹介していきます!
床を多く見せる
同じ空間でも、
家具の配置の仕方によって、空間の見え方が変わります。
床をある程度まとまった面積で見せるようにすると、
視線に抜け感が出て、空間が広く見えるようになります。
↑ルームスタイリスト2級認定講座テキストより
床面がまとまって広く見えるところをつくって、
空間に抜け感を出しましょう。
家具の量を減らす
一つで二役三役になる家具を選ぶことも、
部屋を広く見せるために効果的です。
■サイドテーブルとしても使用できるスツール
スツール60/アルテック
商品ページ
■折り畳みできるチェア
MG501 キューバチェア/カール・ハンセン&サン
商品ページ
■座面がペーパーコードのチェア
(ソファーは使わない)
Yチェア-CH24/カール・ハンセン&サン
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などが、オススメです。
一つで二役三役になる家具を選び、
家具の量を調整してみましょう。
家具の脚にこだわる
脚がなく、
床にどっしりとついているソファーを選ぶより、
脚のついているソファーを選ぶ方が、
視線に抜け感ができるので、
スッキリして見え、
空間が広く見えます。
その際に、脚の細い家具を選ぶと、
さらに効果的です。
N301-03B/中村工芸
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また、家具の脚の形を揃えると、
部屋が広く見えるようになります。
家具のスタイルは脚の形で決まるので、
脚の形が揃っていることで、
インテリアに統一感が生まれます。
統一感が生まれると、空間に違和感がなくなるので、
部屋が広く見えるようになります。
家具購入の際には、家具の脚の形に注目。
脚の細い家具を選ぶことも意識しましょう。
目線より低い家具を選ぶ
家具選択の際、
□ハイタイプより、ロータイプの家具
□腰高の家具
を選ぶと、視線に抜け感ができ、
部屋が広く見えます。
同時に、家具の高さを揃えると、
さらに部屋が広く見えるようになります。
↑ロータイプの家具でコーディネートをし、
かつ、家具の高さを揃えると、スッキリ、広いお部屋に見えます。
↑家具の高さが揃っていないと、
視覚的にノイズが入るので、
空間が狭く見えてしまいます。
目線より低い、ロータイプの家具、腰高の家具を選び、
家具の高さを揃えることを意識しましょう。
窓の前に家具を置かない
部屋で奥行きを感じる場所は、
ドアと窓です。
通常、窓、特に掃き出し窓は、
ドアよりガラス面が多いので、
空間を開放的に見せることができる場所です。
窓の前に家具を置いてしまうと、
せっかくの開放感が損なわれます。
視線に抜け感がなくなってしまい、
部屋が狭く見える原因になるので、
要注意です。
掃き出し窓の前には、モノを置かない。
ガラス面の抜け感を損なわないようにしましょう。
鏡をかける
壁にミラーをかけると部屋の様子がミラーに映ります。
部屋の様子がミラーに映り込むことによって、
空間に奥行きが出たかのような錯覚を起こすことができるので、
部屋が広く見えるようになります。
これは、店舗デザインにおいても使用されている手法です。
ミラーを使って、空間に奥行きを演出しましょう。
照明でコーナーを消す
壁や天井、床が互いに接する部分を光で照らし、
見えないようにすると、
空間の終点が真っ白に消え去ります。
そうすることで、
空間に広がりが出るので、
広い部屋に見えるようになります。
スタンドライトやテーブルライトを
壁際に置くのがオススメです。
■アームライトを壁際に向かって照らす
NJPテーブル/ルイスポールセン
商品ページ
■クリップライトをでっぱりにつける
LEDクリップライト/無印良品
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■はたがねという金属を使ったライト
BRANCH BIT LAMP
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■フックや出っ張りにかけられる、ハンガーライト
eN hanger light/eN PRODUCT
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もオススメです。
○POINT:フォーカルポイントを意識するとなおよい
さらに、部屋の中で、
フォーカルポイントとなる部分の、
壁や天井、床が互いに接する部分を光で照らすことも
オススメしたいです。
フォーカルポイントは、
ドアを開けて部屋に入った時、
最初に目に入る場所のことで、
部屋のコーナーであることが多いです。
自然と視線の集まるこの部分に、
照明の効果を用い、
奥行きを作ると、
視線の抜け感が強調されるので、
かなり効果的です。
壁や天井、床が互いに接する部分を照明の光で照らし、
空間の広がりを演出してみましょう。
特に、フォーカルポイントに奥行きをつくることがオススメです。
狭い部屋でも広く感じる部屋にする方法について、お話してきました。
これまでご紹介してきたルールを実践していくことで、
お部屋は見違えるほど広く感じるようになります。
ぜひ参考にしてくださいね!